任意整理をして楽天カードだけ残す方法
楽天カードを残すなら任意整理の対象外にする
任意整理を検討する際、楽天カードを残したいと考えている方も多いのではないでしょうか。その場合、楽天カードを任意整理の対象から外すことが重要です。なぜなら、対象外にすることで一時的にカードを残せる可能性があるからです。ただし、そのメリットを享受できる期間は限られているため、注意が必要です。
一時的には楽天カードを残せる
楽天カードを任意整理の対象外にすれば、すぐにカードが使えなくなるわけではありません。任意整理の手続きを行っても、対象外のカードは一定期間利用可能です。これにより、急な出費への対応や日常的な決済手段として楽天カードを活用できるでしょう。対象外にすることで、一時的に楽天カードを使用続けることができ利便性を維持できるのです。
ただし、楽天カードに滞納がない場合に限ります。滞納がある場合は、信用情報機関に事故情報が登録されていても、カードが利用できる可能性があります。状況に応じて判断することが大切ですね。
途上審査のタイミングで利用できなくなる可能性が高い
楽天カードを任意整理の対象外にしたとしても、いつまでも安心してカードを使い続けられるわけではありません。 途上審査のタイミングで、利用できなくなる可能性が高いのです。 途上審査とは、カード発行後に定期的または不定期に行われる審査のことです。楽天カードの場合、以下のタイミングで実施されます。
- カード利用残高の増額申請時
- キャッシング利用時
- 3ヶ月に1回の定期審査
楽天カードは、申し込み時の審査は比較的緩やかですが、途上審査では厳しい基準が適用されます。そのため、任意整理の手続き後、3ヶ月以内に利用できなくなる可能性が高くなります。
ただし、楽天カードへの支払いに一度も滞納がなければ、事故情報が登録されていても継続利用できるケースもあります。状況によって異なるので、個別に確認する必要がありますね。
意外と知られない任意整理後も使える楽天サービス
楽天カードを任意整理の対象にすると、強制解約されてカードが使えなくなってしまうことは広く知られています。しかし、楽天が提供する他のサービスについては、任意整理後も利用できるケースがあるのです。ここでは、意外と知られていない任意整理後に使える楽天サービスについて詳しく解説していきましょう。
楽天モバイルは料金未払いがなければ使える
楽天カードを任意整理しても、楽天モバイルは引き続き利用できる可能性が高いです。任意整理の手続きを行っても、携帯電話の契約は借金とはみなされないため、料金の支払いが滞っていなければ、そのまま使い続けられるのです。 これは、多くの方にとって朗報ではないでしょうか。
ただし、携帯電話料金の未払いがある場合は要注意です。滞納が続くと、強制解約されてしまう恐れがあります。スマホは現代社会における必需品ですから、料金の支払いは優先的に行うようにしましょう。万が一、支払いが難しい状況に陥ったら、早めに弁護士に相談することをおすすめします。
機種変更は端末代金を一括で支払えば問題ない
楽天モバイルを任意整理後も使い続けられるとしても、機種変更の際は注意が必要です。機種変更する際、端末代金を分割払いにすると、携帯電話会社による信用情報の調査が行われます。任意整理によって信用情報機関に事故情報が登録されていると、分割払いができない可能性が高いのです。
しかし、端末代金を一括で支払えば、機種変更は問題なく行えます。 一括払いであれば、信用情報のチェックが入らないためです。ただし、スマホの端末価格は年々高騰しています。一括で支払うとなると、かなりの出費になることを覚悟しておく必要があります。
任意整理後に機種変更を検討する際は、慎重に判断することが大切です。一括払いが難しい場合は、中古端末の購入や、SIMフリー端末と楽天モバイルのSIMカードを組み合わせる方法も検討してみてください。
番外編：任意整理後にクレジットカードが必要な場合
任意整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録されるため、新たなクレジットカードを作ることが難しくなります。しかし、現代社会ではクレジットカードが必要不可欠なシーンも多いですよね。
ここでは、任意整理後にクレジットカード機能が必要な場合の代替手段について紹介します。これらの方法を上手に活用することで、任意整理後の生活をスムーズに進めることができるでしょう。
デビットカードを利用する
任意整理後にクレジットカード機能が必要な場合、デビットカードの利用がおすすめです。デビットカードは、口座残高の範囲内で利用できるため、与信審査がありません。 つまり、任意整理の影響を受けずに利用できるのです。
デビットカードは、利用額が即時に口座から引き落とされるため、計画的な支出管理にも役立ちます。ただし、口座残高以上の利用はできないので、支払いのタイミングには注意が必要です。
また、デビットカードは、国際ブランド（VISA、Mastercard など）と提携しているため、オンラインショッピングや海外での利用も可能です。任意整理後の生活で、クレジットカード機能が必要な場面では、デビットカードがおすすめです。
家族カードを利用する
任意整理後、家族のクレジットカードを利用する方法もあります。家族カードは、本会員の信用情報を元に審査されるため、自分の信用情報が傷ついていても、家族の信用情報に問題がなければ利用できる可能性があります。
ただし、家族カードの利用には、本会員の同意が必要です。また、家族カードの利用は、本会員の信用情報に影響を与える可能性があるため、本会員との信頼関係が重要になります。
家族カードを利用する際は、本会員との話し合いを十分に行い、利用目的や限度額について合意しておくことが大切です。また、家族カードの利用明細は、本会員にも確認できるため、利用状況を隠すことはできません！
負担を抑えて任意整理なら専門家に相談しよう
任意整理を自分で行うことは可能ですが、任意整理に長けた弁護士や司法書士に相談・依頼することで、楽天カードを残した解決策を提示してくれるでしょう。おそらく楽天カードを残してでも任意整理をしたいと考えている人は、生活状況を保持しながら借金返済の苦しみを軽減したいと考えているはずです。
なので、弁護士・司法書士に相談する際は、以下の点に注意しましょう。
- 債務の状況を正確に伝える
- 希望する返済プランを明確に伝える
- 費用や報酬体系について確認する
- 相談しやすい雰囲気かどうかを確かめる
借金の状況を正直に伝えることで、弁護士・司法書士は適切な返済計画を立てることができます。また、希望する返済プランを伝えることで、それに沿った任意整理を目指すことができます。費用や報酬体系については、無料相談を通して確認しておくことが重要です。弁護士・司法書士によって料金設定は異なるため、比較検討することをおすすめします。
楽天カードの任意整理に対応する事務所
杉山事務所
借金に特化した司法書士
杉山事務所は過払い金や借金に関する相談に毎月10,000件対応している実績があり、過払い金請求が盛んなときは、毎月5億円以上の払いすぎた利息を貸金業者から回収していた実績があります。
現在も過払い金請求も行っていますが、楽天カードの利息をカットしたり、元金返済の分割支払い、支払いの一時停止など、つまりは任意整理を専門に行っているのでおすすめです。
